佐々木宏幸

神奈川の帰国者たちと出会いたい、そして、RIK(Returnees in Kanagawa)を誰かの手に委ねられたら‥‥という思いを持ってGRCに臨みました。帰国者ではない自分が帰国者の集まりであるRIKのリーダーでいるということ、コアメンバーそれぞれのライフステージの変化により、これまでのような働きができなくなっているということ、帰国者ミニストリーの必要性は覚えながら、有効な方策を打ち出せないことなどなど、さまざまなジレンマを抱えている現状に何か変化が起きることを期待して参加しました。

神様は私が思い描いていた期待とはちがう方向で大きな祝福を与えてくださいました。

それは第一に都合六回のメッセージです。はっきり言ってメッセージには全く期待していなかったのです。大嶋先生はよく最近用いられているKGKの人という認識はありましたが、松本先生も関先生もよく存じ上げず、どんなお話をなさるのだろうという程度の期待しかしていませんでした。でも、初日の関先生のメッセージでガツンと打ちのめされました。久しぶりの心地よい刺激でした。私の罪がはっきりすると、それが私の救いになる。熱くチャレンジする関先生のメッセージは渇いていた心にしみ渡りました。松本先生の淡々とした語り口の中に秘められた熱さを感じることができました。信仰の反対は不信仰ではない。恐れだ。私たちの人生は「神の夢の実現」そのためには「自分の夢の実現」を手放す。印象的な言葉がいくつもありました。大嶋先生のメッセージはユーモアを交えながら聴く者の心をわしづかみにし、いかにも体育会系の熱さで真理を語り、心に迫るものでした。三者三様のメッセージによって、魂が揺すぶられ、心の覆いが1枚ずつ剥がされるような感覚を覚えました。神様に愛されている自分、神様の夢である自分というアイデンティティが回復されていきました。

第二にスモールグループです。ほぼ同じ年代の方々との交わり、牧師、宣教師、神学生、ビジネスマンとさまざまな立場の方々との交わりは非常に有意義でした。生き様を通して証しをしていく覚悟が窺える方ばかりで、勇気をもらいました。スモールグループの後の、就寝までの交わりの時間も宣教地や置かれている立場での非常に興味深い話を聞くことができて寝るのがもったいないほどでした。

第三に新しい出会いです。メッセンジャーでもあった関先生との出会いーー後で、関先生にご指摘を受けたのですが、前回のANRCで関先生と同室だったのです。初めましてではなかったわけです。完全に忘れていました。ーーは非常に刺激的でした。ツボにはまったと言うか、感性に響いたと言うか、とにかく関先生のファンになりました。スモールグループリーダーのK兄弟との出会い。彼こそ本当に生き方を通してキリストを証ししている人だと感じました。大いに尊敬できる兄弟との出会いは感謝という言葉しか浮かびません。初日の夕食で隣り合わせたK姉妹との出会い。その後もいろいろな場面で顔を合わせ会話を交わす。気になる存在でした。2日目の朝の集会で隣の席だったU姉妹。文字通り全身全霊で賛美する姿はとても美しかった。そして最初で最後の、互いのために祈り合う時間で一緒に祈り、心を注ぎ出す祈りに感動し、同時に、霊において響きあった感じを持ちました。この人と一緒に何かしたいな〜と思わせられました。

神奈川の地域集会においても、多くの人が集い、互いに励まし合い、祈る時間を持つことができました。バアルにひざをかがめなかった七千人のうちの一部が確実にここに集っているという喜びがありました。私を含めてここに集っている人たちが心を一つにして祈るならどんなことでもできると思わされました。必ずしもRIKという形でなくてもいい、何かが始まるとうれしいなと、そう思いました。

RIKの存続と後継者へのバトンタッチを画策していた私でしたが、そんな思いをはるかに越えて、神様は何かをなさろうとしている、私はその神様の業に乗っかろう、流れに身を任せようという思いへと変えられました。まだ、何が起こるのかははっきり見えていません。でも、それはまちがいなく祝福へと繋がるものです。神様に期待してこれからも帰国者ミニストリーに関わらせていただこうと思っています。

GRCから早1ヶ月。期間中メラメラ、(ぼうぼう?)燃えていた炎はさすがにもうおさまっています。しかし、炭火のように表面が白い灰で覆われていても、その下では静かに燃え続け、熱さを保っています。それは肉を即座に焼き焦がすような激しいものではなく、肉を一番ふっくら、おいしく焙ることができる遠赤外線のような熱さです。多分GRCに参加されたお一人お一人が炭火のように燃え続けているのだろうと思っています。炭火は単独ではなく集まることでよく燃えるものです。よって私たちも折に触れ集まることで、熱さを取り戻したり、燃え続けていることを確認したりできるといいなぁと思っています。

GRC証